そして、試適をします。
試適とは、前回までに印象採得・咬合採得した模型をもとに、レジン(プラスティック)とワックスで簡易的な義歯を作製し、
人工歯を並べ、お口の中で合わせることです。
お洋服の仮縫いと同じ様なものです。
ここまで来ると、大分完成が見えてきて、早く新しい義歯を入れたくなりますが、
お急ぎでない場合は、試適を1回はさむと、set後の調整が2回減ると思ってお付き合いください。
次回はいよいよ完成です。
日付: 2014年12月1日 カテゴリ:歯医者の話, 義歯
そして、試適をします。
試適とは、前回までに印象採得・咬合採得した模型をもとに、レジン(プラスティック)とワックスで簡易的な義歯を作製し、
人工歯を並べ、お口の中で合わせることです。
お洋服の仮縫いと同じ様なものです。
ここまで来ると、大分完成が見えてきて、早く新しい義歯を入れたくなりますが、
お急ぎでない場合は、試適を1回はさむと、set後の調整が2回減ると思ってお付き合いください。
次回はいよいよ完成です。
日付: 2014年12月1日 カテゴリ:歯医者の話, 義歯
咬合採得とは、かみ合わせをとる事です。
二回目の型どりした精密な印象を、義歯専門の歯科技工所に渡し、
咬合床と呼ばれる、かみ合わせをとる道具を作製してもらいます。
Dr自ら作製する事もありますが、基本的には歯科技工士に作製を依頼しています。
義歯の作製は歯科医師と歯科技工士とのキャッチボールで作り上げていくものなのです。
ここから製作担当者とのキャッチボールが始まります。
自分が設計した物に対して、製作担当者からの1回目の回答が咬合床です。
出来上がった咬合床をもとに、かみ合わせととっていきます。
これが最後のの1/3の重要ポイントですので、慎重にとっていきます。
日付: 2014年11月28日 カテゴリ:歯医者の話, 義歯
印象採得とは、型どりの事です。
当院では、ほぼ全ての症例に2回以上型どりしています。
1回目の印象採得では、大まかな型どりをします。
型どった印象を石膏模型にします。
その石膏模型上で、義歯の設計をします。
その後、患者さん個人個人にあわせた、型どり用のトレーをDr自ら作製しています。
なぜなら、柔らかい口腔内を型どりし、硬い石膏となった物で作製し、また柔らかい口腔内に入れて使用するわけですから、口腔内を実際みている者でないと、微妙なニュアンスがわからないからです。
その微妙なニュアンスをトレーに再現して、二回目の型どりを行います。
トレーが過不足なく出来ていれば、より精密に、お口の状態にあった型をとることが出来ます。
次は咬合採得です。
日付: 2014年11月26日 カテゴリ:歯医者の話, 義歯
我々歯科医師は、患者さんのお話になるご様子から、実は色々なことを観察しています。
かみ合わせの高さや、動き方の癖、前歯の見え方。
発音やかみ合わせの時の音、口の周りのしわ、
または口元を手で隠したりなど。
そういったことが全部頭に入った状態で、初めて口を開けていただきます。
義歯は口を開けていただく前に勝負は始まっているのです。
実は1/3は勝負が決まっていると言うと、言い過ぎでしょうか。
残りの2/3は何かというと、印象採得と咬合採得です。
日付: 2014年11月25日 カテゴリ:歯医者の話, 義歯
最初に
当院では、数多くの保険の義歯はもちろん、白金加金などの金属を使用した義歯、コーヌスクローネ等の特殊義歯、または寝たきりの方の訪問治療まで、早くから幅広く手掛けてきたからこそのノウハウがあります。
義歯の患者さんの診療は、まず、お話しを伺うことから始まります。
現在の義歯に関する不満、緩いとか、痛いとか、見た目の問題であるとか、様々な訴えがあります。
さらに、歯があった時、若いときはどうだったか、また、ご職業や趣味なども、義歯にはとても大切です。
当院では、とにかく良く話を聞きます。
それは、患者さんの気持ちや義歯に関する不満を解消するために、主観的な情報を得るだけでなく、もう一つ大事なことがあるのです。
それは、また次回。
日付: 2014年11月21日 カテゴリ:歯医者の話, 義歯
義歯(入れ歯)
最近、インプラントや入れ歯など、失った歯を補う欠損補綴(ほてつ)の治療をされる方が増えています。超高齢社会になった今、どちらもこれから需要の増加が見込まれます。
特に義歯は患者さんにとって、歯科医師間の技量の差が大きく感じられると思います。なぜなら、ご自身で取り換えて、前の方が良かった、こっちの先生の方が良く噛める、と、試すことができますから。インプラントや被せ物だと、取っ替え引っ替えという訳にはいきませんからね。
また歯科技工士の腕に左右されることが多いのですが、当クリニックの提携歯科技工士はレベルも高く、自費診療、保険診療にかかわらず、かなり精度の高い入れ歯をご提供できると自負しています。
例えば、超精密義歯(DSシステム)を取り入れています。
この超精密義歯とは、入れ歯の材料である樹脂(レジン)は固まるときの収縮するのですが、特殊な方法で最小限に抑えて重合させる事が出来ます。
よって、型採り通りの、ゆがみやひずみのない義歯が出来上がるので、装着後の調整も少なくて済み、患者さんにも満足していただけています。
日付: 2014年11月19日 カテゴリ:歯医者の話, 義歯