歯垢、プラークや歯石という言葉は聞いたことはあるけれど、詳しくはわからないという方が多いと思います。
歯垢とは、プラークとも言われ、歯の表面に付着している細菌と汚れの塊です。
クリーム色でねばねばしており、この塊の中には何億もの細菌が生きています。
歯垢は虫歯、歯周病、口臭の原因になります。うがいでは除去できません。
ブラッシングや補助清掃機具(歯間ブラシやデンタルフロス)で除去できますので、 毎日のブラッシングで除去してください。歯磨き粉を使うと効率良く取り除くことができます。予防の為に正しい歯磨きを習得することが重要です。
歯石とは、歯垢に唾液のカルシウムやリンが沈着し石灰化したものです。
歯石表面はざらざらしていて、汚れが付きやすく、さらに歯石がつきやすくなってしまいます。
歯石は歯磨きでは除去することが難しく、歯科医院で専用の器具で取り除いてもらう必要があります。
歯石のつきやすい場所は、下の前歯の裏側や上の奥歯の外側です。下の前歯の裏側は鏡でチェックしてみてください。
歯石がつくのは個人差がありますが、3〜6ヶ月で定期的に歯科医院で落としてもらいましょう。ブラッシングは練習すれば、上手になりますが、完全に歯垢を御自身で取り除くのは難しいので、定期的に歯科医院でチェックとクリーニングをしてもらうとよいと思います。