その為に補助清掃用具があります。歯間ブラシやデンタルフロス(糸ようじ)、ワンタフトブラシなどの種類があります。 毛先が届きにくい歯間部(歯と歯の間)の歯垢除去率は 歯ブラシだけだと58% 歯ブラシ+フロスだと86% 歯ブラシ+歯間ブラシだと95%という報告があります。
歯間ブラシは歯と歯の隙間、ブリッジのダミーの歯の両側や矯正中の歯ブラシが届きにくい所に使います。 歯間部に歯間ブラシを挿入し、食べかすや歯垢を落とします。 様々なサイズ(太さ)があります。合っていない歯間ブラシだと、歯肉を傷つけたり、退縮させてしまうこともありますので、サイズがわからない場合は必ず歯科医院で相談してください。 デンタルクリニック恵比寿は使い易さから、スウェーデン製のTePeの歯間ブラシをおすすめしています。
口臭がきっかけで歯周病が発見される場合も少なくありません。 もちろん歯周病は口臭の原因となります。全身的な病気による口臭の場合もあります。 歯周病の治療が進んで、プラークが少なく、全身的な病気が無くても口臭がある場合、口の中、特に舌が汚れている事が多いです。舌の汚れは「舌苔(ぜったい)」と言います。 歯は磨くけれど、舌は磨いた事がないとか、舌を気にしたことがないという方も多いと思います。実は結構、舌が汚れていて、口臭がある場合もあります。 まずは朝1回、歯磨きをする際に、舌ブラシを使って、舌を磨いてみて下さい。 鏡を見ながら、舌を前に出し、舌ブラシで数回磨いて下さい。舌ブラシに汚れがついてくると思います。 (強く磨きすぎて、ひりひりしたりした時には舌磨きを中止し、歯科医師や歯科衛生士の指導を受けて下さい。)