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インプラントのデメリット

どんな治療法にもメリットとデメリットが存在します。

最近ではインプラント治療を選択される患者さんが多くなってきましたが、相談の上、ご自身にあった治療を選択されることをお勧めします。

ここでは、患者さんに知っておいてほしい
インプラントのデメリットを説明いたします。

 

① 出血等を伴う外科処置

インプラント治療は、顎の骨にフィクスチャーと呼ばれるチタン製のネジを埋め込みます。

術後には、通常の抜歯等と同様に、痛みや腫れなどがあります。
また、手術中血管や神経を傷つけた場合など、術後の後遺症が残る可能性も否定できません。

全身疾患などの理由により、一般的な外科処置が不可能な方には治療できない場合があります。

「頭頸部の腫瘍等で放射線治療を受けている方」
「化学療法(一部の抗がん剤など)の治療を受けている方」
「骨粗鬆症等でビスホストネート製剤の投薬をされ、薬剤の変更が不可能な方」
「禁煙の必要性が認められる方の内、禁煙に協力して下さらない方」

等は、インプラント治療が第一選択肢とはなりません。

 

② 治療期間が長い

インプラントの進化・改良により、以前に比べ大幅に治療期間は短縮されました。それでも短くても1か月半、大きな骨移植を伴う場合など、長ければ約1年の治療期間が必要になります。

 

③ 天然歯と全く同じではない。

インプラントは今までの入れ歯と比べ機能回復に優れ、違和感も格段に少ないとされていますが、歯根膜とよばれる感覚器官がインプラントにはありませんので、残念ながらもともとのご自身の歯と、全く同じではありません。また、発音、審美的回復も限界はあります。

 

④ 歯科医師による技術差

歯科医師による治療計画、手術の技術などに差が出やすい治療法だと思います。

 

⑤ メインテナンスが必要

インプラントは虫歯にはなりませんが、メインテナンスを十分に行わないと歯周病と同じような状態になることがあります。インプラントを装着した後、インプラントを長持ちさせるため、インプラントを長持ちさせるため、ご自身及び歯科医院でのメインテナンス・定期検診が必要となります。


⑥ 健康保険外の自費診療

当院では一本あたり、インプラント本体及び被せ物も含めて42万円(税込)〜となっております。
インプラント治療は決して安いものではないので、信頼関係の築ける先生と末永くアフターケアをしながら、使っていくのがよいと思います。